2日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日続伸。前日比70銭円高・ドル安の1ドル=92円15~25銭で取引を終えた。一時92円10銭と、7月13日以来の高値を付けた。米雇用指標が市場予想よりも悪い内容だったことに加え米株式相場の下落が続いたことから、円買い・ドル売りが優勢となった。
朝方に民間雇用サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が8月の全米雇用リポートを発表。非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)の減少幅は市場予想よりも多かった。4日に発表される米雇用統計で、非農業部門の雇用者数の減少幅が想定より膨らむ可能性が意識された。アジアや欧州の株式相場が下落し、米国株式相場も下げたことから、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方が広がったことも円相場を支えた。
午後に米連邦準備理事会(FRB)が8月11~12日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。景気認識などについて予想を変える内容ではないとの見方から、外国為替市場での反応は限られた。ただ、米長期債利回りが低下したため、円買い・ドル売りが入った面もあるようだ。 この日の円の安値は92円65銭。
円は対ユーロで7営業日続伸。前日比1円05銭円高・ユーロ安の1ユーロ=131円50~60銭で取引を終えた。一時131円01銭まで上昇し、7月15日以来の高値を付けた。米国株式相場の下落などを受け、円買い・ユーロ売りが優勢だった。
ユーロは対ドルで反発。前日終値の1ユーロ=1.42ドル台前半から1.42ドル台後半に上昇した。ユーロ売り・ドル買いが優勢で始まったが、米国株式相場が上昇した場面で、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。この日の高値は1.4295ドル、安値は1.4192ドル。
日経マネーマーケット